飲食店の料理を経験した学生

前回までは、少し脱線して震災の時の記憶を書きましたが、話は再び、高校生から大学生へ。

なんとか、大学への進学も決まった、高校3年生の冬、引っ越し屋さんでアルバイトをしていたのですが、当時所属していた社会人リーグの焼き鳥屋オーナーに、バイトに来ないかと言われ大学生になるのと同時にバイトを始めました。

初めて焼鳥屋さんの焼鳥を食べる

僕の記憶の中では、本格的な焼鳥屋さんの焼鳥というものをそれまで食べた記憶はあまりなく(もしあったとしても、1、2回)、賄いとはいえ備長炭で焼いた焼鳥の味は、今に至る焼鳥好きになるための原点でありました。

当時はまだまだ地鶏や銘柄鶏やとこだわりをもって使っているお店も少なかったと思います、バイト先のお店も所謂ブロイラーを使っていました。

それでも、そこのお店は紀州備長炭を使い焼き上げていました。

赤提灯の焼鳥屋ではありましたが、連日満席の繁盛店で串打ちの量も半端なく、経験を積んでいくうちに、串打ちやら、少しだけ焼きもさせていただけるようになり、今、私の生業のスタート、原点となったお店です。

そこでは、2番手さんの方に料理のことや、色々なお店のことを教えてもらいました。

神戸は、震災後3年という時期にさしかかり、復興という形での特需景気で、夜の神戸駅から三宮はかなりの人出でした。

そこにのっかり私も色々な経験をさせて頂きました。

その内容はまた次回へと